Question Space(質問空間)とは
Question Spaceとは、あるブランドやトピックについてAIに投げられうる質問の集合を指します。SEOで「どのキーワードで戦うか」を決めるのと同じ位置づけで、AEOでは「どの質問で引用されたいか」を先に決めます。この集合を定義しないまま可視性を語ることはできません。
なぜ定義が必要なのか
キーワードは検索窓に入力された文字列としてそのまま観測できますが、AIへの入力は自然文であり、同じ意図でも無数の言い回しが存在します。そのため質問空間は「観測されるもの」ではなく「設計するもの」になります。
質問空間を定義せずに「AIに引用されている」と述べるのは、キーワードを定義せずに「SEOが強い」と述べるのと同じで、検証も比較もできません。
質問空間の2つの層
- ブランド指名:「Sightedとは?」のように社名・製品名を含む質問
- 一般クエリ:「AEO対策ができるツールは?」のように名前を含まない質問
この2層は結果が大きく異なります。Sighted自身の観測では、ブランド指名でメンション率100%だった一方、一般クエリでの引用率は0%でした。名前を出せば認識されるが、名前を出さなければ存在しないのと同じ、という状態です。
測定単位としての使い方
- 施策前に質問空間を定義し、全質問を観測してベースラインを取る
- 施策を実行する
- 2〜4週間後に同じ質問空間を同じ条件で再観測して比較する
質問空間を途中で変えると前後比較が成立しません。定義を固定することが測定の前提です。