User Intent(ユーザーインテント)とは
User Intentとは、ユーザーが実際にAIへ入力する際の目的と、その言い回しの型を指します。AIが引用するコンテンツは「そのユーザー入力に対する回答として適切か」で選ばれるため、入力の実像を知らずにコンテンツを設計すると、的の位置を知らずに矢を放つことになります。
日本語ユーザーは「質問」しない
公開されている会話データ(WildChat、ShareGPT、OpenAssistant、PRISM)の分析では、日本語ユーザーの入力形式は英語と大きく異なります。
| 入力形式 | 英語 | 日本語 |
|---|---|---|
| 叙述型(命令・依頼) | 52% | 78% |
| What(何) | 24% | 15% |
| How(どう) | 18% | 4% |
日本語ユーザーの78%は疑問形を使わず、「〜して」「〜教えて」「〜ください」という命令・依頼形式で入力します。疑問符の使用率も、英語85%に対し日本語は46%です。
コンテンツ設計への影響
「〇〇とは?」「〇〇はどうすればいい?」というFAQ形式は、日本語ユーザーの実際の入力パターンとは噛み合いません。質問空間を設計する際は、想定した質問文ではなく、実際に使われる言い回しから出発する必要があります。
なお上記は全てオープンデータに基づく分析であり、企業利用や有料版ユーザーの入力は含まれにくいという限界があります。